映画のくれた時間

約1500本の映画を鑑賞した小説家志望の男が、ネタバレなしで映画のレビューや解説を書いてます。(直近で観たものに限る。たまにアニメ・ドラマ・小説も)面白いおすすめ映画を探している人向けのブログ。

映画『シンプル・フェイバー』ネタバレなしの感想。華やかで謎めいた友人が突如、失踪する

■評価:★★★☆☆3.5 

 

「ミステリアスな友人」



【映画】シンプル・フェイバーのレビュー、批評、評価

 

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『デンジャラス・バディ』『SPY/スパイ』『ゴーストバスターズ(2016年版)』のポール・フェイグ監督による、2019年公開のミステリ-・スリラー映画。

 

シングルマザーのステファニーは、息子の級友の母エミリーと親密になる。他界した夫の保険金で子育てするステファニーにとって、エミリーは華やかで謎めいた存在だった。しかしある日、そのエミリーが突然失踪する。

 

女性2人の主人公によるスリラー色の強いミステリー映画。
公開当時、SNS上ではそこそこレビューが挙げられていた印象がある。
恐らく監督が、リメイク版の『ゴーストバスターズ』を手がけていたために、映画ファンから注目されていたのだろう。

アマプラで配信されていたので鑑賞したが、期待以上の面白さだった。
第一に、私にとって好印象だったポイントが品の良さである。

私以外にも理解出来る人はいるかと思う。
ファッション好き、ということも相俟って、私は上品な雰囲気の映画に惹かれる傾向にある。

例えば、日本統治時代の朝鮮を舞台とした貴族の話である韓国映画『お嬢さん』。
主人公は豪壮な邸宅に住むご令嬢。
美術の壮麗感には負けない、外見だけではない彼女の内面から醸し出される美しさには魅了される。
イギリス映画の『聖なる鹿殺し』も主人公の職業が医者で家が金持ち。
家族全員の品の感じられる雰囲気に惹かれた。

内容は微妙だったが、ミステリー映画の『ノクターナル・アニマルズ』は、元グッチのデザイナーであるトム・フォードが監督をしていただけあって、登場人物がお洒落で見心地の良い映像だった。

本作も、主人公の一人・エミリーがアパレル会社に務めるお洒落なお姉さん。
そのため彼女の家の内装や、佇まいにゴージャス感があって、気品の高さに惹かれる。
彼女自身、サバサバしていて、下品な発言をしたりする。
だが、彼女の見た目に品があるので、全然、見ていてイヤな感じではない。
家に飾られている下品な絵がある。
彼女や夫、家の内装の雰囲気のバイアスにかかって、気品を下げるどころか、芸術的に見えるのだから驚き。

また、エミリーが非常に謎めいた存在なのがキャラクターとして魅力的。
冒頭でエミリーは失踪する。
もう一人の主人公である平凡な女性のステファニーがエミリーの情報をかき集める。
情報が明かされるにつれて、ミステリアスさが加速する。
ミステリー映画として、謎が魅力的で、先の展開に期待感が増し、ぐいぐいと惹きつけられた。

情報が込み入っていて分かりづらい箇所もあったが、満足度は高め。
華やかな映像に、先が気になるストーリー。
結末も嫌いじゃないし、個人的には好みな映画だった。
品のある映画が好きな人には勧めたい。

 

■ミステリーのおすすめ作品はこちら

屍人荘の殺人

movies-ocean.hatenadiary.com

シンプル・フェイバーの作品情報

■監督:ポール・フェイグ
■出演者:アナ・ケンドリック
ブレイク・ライヴリー
ヘンリー・ゴールディング
アンドルー・レイノルズ
Wikipediaシンプル・フェイバー
■映画批評サイト「rotten tomatoes」によるスコア
TOMATOMETER(批評家):84%
AUDIENCE SCORE(観客):75%

 

シンプル・フェイバーを見れる配信サイト

U-NEXT:-
Hulu:-
Amazonプライムビデオ:○(吹替・有料)、○(字幕・有料)○(Blu-ray)、原作はコチラ
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※2022年8月現在